Shim6 (Site Multihoming by IPv6 Intermediation)

概要

  • 端末ベースのサイトマルチホーム技術といいながら実質ホストマルチホーム技術である
    • 端末に振られたアドレスを2種類に分類
      • Identifierアドレス
        • 端末の一意性を表すアドレス(セッション開始時のIPv6アドレス)
      • Locatorアドレス
        • ルーティングするための場所を示すアドレス
    • IPv6層の間にShim層を導入
      • Shim層の上からは、Identifierアドレスで通信しているように見える
      • Shim層の下からは、Locatorアドレスで通信しているように見える
    • 本質的には端末内NAT
      • アプリケーションからNATを隠蔽し、端末外NATの抱える問題を回避
    • 欠点
      • ホストベースマルチホームなので、TEは端末のアドレス選択に依存
        • →網側での制御が困難
 +----------------+
 | Application    |
 +----------------+
 |   TCP/UDP      |
 +--------+-------+
 |        |IPv6(2)| <- IP end-point sub-layer (IPsec,Fragment,Destination Option処理)
 |        +-------+ 
 |  IPv4  |  Shim | <- Locator/Identifier対応付け及びアドレス付け替え
 |        +-------+
 |        |IPv6(1)| <- IP routing sub-layer(NDP,IPv6パケット送受信処理)
 +--------+-------+
 |                |
 +----------------+

最近、あまり追っかけてなかったのですが、http://yebo-blog.blogspot.com/2008/07/ietfshim6.htmlしたそうですね。

関連リンク

Shim6 WG