数字力と地頭力

地頭力を鍛える」でフェルミ推論について概要は分かったんですが、それを生活にどう応用すればよいかを考えてました。
これはその実践編に相当する本です。
推論をするにあたりキーとなる数字を把握しておかないと、何にも始まりません。(と書くと語弊がありますが、枝葉の推論よりも何を解決するために推論を行っているかということを意識することが大事です。全体を俯瞰できる数字を把握していることが大事です。)この本は、経済学的な視野から把握すべきキーとなる数字はどれかを示してあり、さらにその数字をどのように使えばよいかということを具体的に説明してあります。
国内GDPから、国民一人当たりの平均給与を計算の仕方などがあり、国民の平均所得ってそうやってだしてるのねと納得しました。まさに、目から鱗ってヤツです。
これで計算すると自分の勤めている会社の売り上げと比べて、なぜ社員の給料がこの額なのかが納得できます。
僕は経済学には疎いのでこの本に書かれている内容がマクロ経済学ミクロ経済学にあたるそうなんですが、非常に勉強になりました。
消費者物価指数とか日銀短観とか言葉は知ってたけど、使い方が今までわからなかったので、これから視野を広くもてそうです。

追記:これからはビジネスマンはSYだそうで・・・
http://netallica.yahoo.co.jp/news/28982