最近どうもパッとしない学会

僕も最近学会についてはなんだかなぁと思うことが多いのだが、以下のエントリに「まさに!」と思えるほどうまくまとめられている。
非常に共感しました!

http://effy.jp/2008/11/web20-vs-institute

しかし、最近どうもパッとしない。私としては全国大会等に参加する意義を感じられなくなってきている。みんながみんな私のように思っているかどうかはわからないが、実際のところ学会としても発表の質の低下や参加者数の減少等は危機的状況にあると認識しており、頭を悩ませているのが現状だ。

学会発表の場で闊達な議論をしあっていた人たちはどこへ行ってしまったのか。時代とともに技術を熱く語る人たちはいなくなってしまったのだろうか。いや、いなくなったわけではない。場所を変えただけだ。むしろ、より熱い議論が繰り広げられている。

今の学会は(私の知るところの)議論されている内容は、ここ数年あまり変わっているようには思わない。
反面、ベンチャー企業などを中心とした勉強会では人も熱いし、議論されるトピックも熱い。
学会のほうはもう賞味期限がきれたのばっかり・・・

しかしすべてが勉強会で賄われるという時代はあまり想像できない。学会での論文発表と、個人主催の勉強会のそれぞれがお互いに補完しあいながら存在していくことになると思う。たとえば、学会は積極的に勉強会をサポートし、勉強会の成果を論文よりもラフな技術メモのような形で登録し引用できるシステムを構築するなどの方法をとり、会員種別も増やしてとにかく研究に関するコンテンツを集約することで価値を高める方法もあるだろう。

まさに、そのとおりで、勉強会と学会が相互に補完しあう形になれば望ましいと思う。
今は、ほぼ切り分けられているけどこれがうまく絡み合うと相乗効果でよいものがどんどんでてくるんじゃないかなぁ。。